「住宅ローンって、将来本当に組めるんですか?」
「住宅ローンって、将来本当に組めるんですか?」
40代男性のお客様からのご相談
こんにちは、アイルの吉村です。
不動産業界での実務経験を活かして、日々お客様の住まいに関するお悩みに向き合っています。
先日、ある40代の会社員男性のお客様からこんなご相談を受けました。
「持ち家は負債だと考えていて、今のところ賃貸で不満はないんですが……。
でも、将来的に“やっぱりマイホームを買おう”と思ったときに、住宅ローンが組めなかったらと思うと不安です。
住宅ローンって、年齢とか関係あるんでしょうか?」
非常にリアルで、かつ多くの方が一度は考えたことのある内容だと思います。
今回はこのご相談に対して、私が実際にお答えした内容をもとに、ブログ記事としてまとめてみました。
年齢とともに、住宅ローンのハードルは確実に上がる
まず、住宅ローンを組むためには、金融機関ごとの審査基準をクリアする必要があります。
特に注意していただきたいのは、以下の5つのポイントです。
- 年齢:65歳を過ぎると難易度アップ
多くの金融機関では、住宅ローンの借入時年齢は「満20歳以上65歳以下」、そして「最終返済時年齢が80歳以下」とされています。
つまり、住宅を買おうと思ったタイミングが65歳を超えていれば、そもそも住宅ローンの申し込み自体ができない可能性が高くなります。
「今は賃貸でいいや」と思っていても、将来マイホームが欲しくなったときに年齢制限で門前払い、という事態も現実には起こりえます。
- 健康状態:団信に加入できないとNG
住宅ローンを組むとき、多くの方が団体信用生命保険(いわゆる「団信」)への加入が必須になります。
これは、契約者に万が一のことがあった場合に、住宅ローンの残債を保険でカバーしてもらうための仕組みです。
しかし、年齢を重ねると健康診断でひっかかったり、病歴があったりするケースも増え、団信の審査に通らない場合があります。
団信に入れなければ、ローンそのものが組めません。
- 年収:200万円以上が目安
金融機関によって異なりますが、住宅ローンを借りるための「最低年収の目安」はだいたい200万円以上とされています。
この金額は単なる目安にすぎませんが、例えば定年後に嘱託やパート勤務となって収入が下がった状態では、審査に通らないケースも。
「収入が安定しているうちに動く」ことがとても大切です。
- 勤続年数:3年以上が安心ライン
勤続年数もチェックされます。
一般的には、今の職場に3年以上勤めていることが“安定収入”の証と見なされやすいです。
ただ、最近では1年未満でも借りられる住宅ローン商品もありますので、この点はそこまで神経質になる必要はありません。
- 信用情報:携帯料金の滞納にも注意!
最後に、もっとも盲点になりがちな「信用情報」。
例えば過去にクレジットカードや携帯料金を滞納した経験があると、金融機関の保証会社の審査に通らない可能性があります。
実際に、たった数千円の携帯料金の延滞が原因でローン審査に落ちたというケースもあるので要注意です。
「持ち家=負債」は本当か?
今回のお客様は「持ち家は負債」という考えをお持ちでした。
確かに、住宅ローンを組めば“負債”にはなります。しかし一方で、不動産は実物資産でもあります。
将来の住まい方、家計設計、相続や老後のリスクヘッジなど、さまざまな観点で見たときに、持ち家は選択肢の一つとして十分検討に値します。
まとめ:住宅ローンは「早めの準備」が肝心
今回のようなご相談を受けるたびに、「やっぱり早めの検討って大事だな」と痛感します。
「今すぐ買わなくてもいい。でも、買うならどんな条件が必要か?」という視点を持っておくことが、将来の選択肢を広げてくれます。
もし、住宅ローンやマイホーム購入について気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ライフプランや資金計画も含め、FP目線でお手伝いさせていただきます。
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